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ライムの説明

分類
    界-植物界 Plantae
    門-被子植物門 Magnoliophyta
    網-双子葉植物綱 Magnoliopsida
    目-ミカン目 Rutales
    科-ミカン科 Rutaceae
    属-ミカン属 Citrus
    種-ライム C. aurantifolia

学名-Citrus aurantifolia
和名-ライム
英名-lime

特徴

果実の直径は6〜8cm。形は丸っぽく、皮の厚さは薄い。
皮の色は緑がかっている。果肉もいくらか緑色をしている
(完熟すると果皮は黄変するが果汁の酸味が抜けてしまうので
緑色の時に収穫する)味は酸っぱいがライム独特の風味がある。
香りはレモンに似ているが、より鋭いと表現される。
収穫直後は皮も果汁もさわやかな香りがするが
残念な事に日本国内で販売されている輸入ライムは
収穫から時間が経過している為、香りはやや弱い。
輪切りにして料理の付け合わせにしたり、汁を搾って飲料に混ぜて使う。

品種

ライムには大きく分けて「メキシカンライム」と
「タヒチライム」の二種類がありますが、
日本に輸入されるものは大部分がメキシカンライムです。
メキシカンライムは1個50g程度の小ぶりのライムで皮は濃緑色。
主産地はもちろんメキシコ。他にインドやエジプトでも栽培が盛んです。
タヒチライムは1個100g前後の大玉のライムで皮は黄緑色。
主産地はアメリカのフロリダ。
19世紀後半にタヒチ島からカリフォルニアに導入されたために
この名で呼ばれるようになりました。

歴史

現在のインド北東部からミャンマーにかけてが
原産地と考えられている。
その地より東南アジアの亜熱帯地方に広がる一方、
アラビア人の手によって西方にも伝播して
地中海・西インド諸島・メキシコ方面に拡大していった。

船乗りを壊血病から救ったライム

大航海時代の帆船による長期航海では、
多くの乗組員が壊血病で倒れた。
しかし、当時の医学知識では、これは防ぎようのない船乗りの
宿命とあきらめるしかなかった。
壊血病の原因が、単なる食糧不足によるものではなく、
ビタミンCの欠乏によるものであることを発見したのは、
スコットランドの医師ジェームズ・リンド。
1747年になってからのことである。
この発見を最初に生かしたのはキャプテン・クックだった。
2度目の世界一周航海に出帆するとき、
ライム果や塩漬け野菜などを十分に積み込ませ、
その結果、壊血病による死者はたった1名に過ぎなかった。
このため英国海軍では、1795年以降、それまでのラム酒やワインに代え、
乗組員にライムジュースを強制的に飲ませるようにしたところ、
壊血病の悩みはほとんど解消されたという。
それ以後、英国の軍艦や商船、またはその乗組員のことを
「ライム・ジューサー」または「ライミー」と呼び習わすようになり、
このニックネームは現在も使われている。

詳しくは ライムの特性・物性 もご覧ください。