松山大学 経営学部 檀研究室 > 情報処理論(応用) > 授業の記録

2006年10月 6日の記録(授業資料 PDF

今日は条件分岐の If ステートメントについて講義しました。 いよいよ本格的なプログラミングの世界に入っていきます。

Visual Basic .NET では、暗黙的な型変換(キャスト)によって柔軟にオブジェクトを扱えるという特徴があります。 今回は、本来ならば文字列 (String) 型であるはずの Text プロパティについて数値 (Integer, Double) 型で比較演算をしたり、本来ならば数値 (Integer, Double) 型の計算結果について文字列 (String) 型にして表示させたりといったことを暗黙的に処理しました。 当分の間、気にならなければそれでいいのですが、授業では余計なことまで話してしまったかもしれません。

今回の課題は、西暦を入力させて和暦に換算するプログラムです。 例えば、西暦として2006年を入力すると平成18年と計算するものです。 課題としては平成の和暦換算で十分でしたが、昭和にも対応させたり、平成1年のときは「平成元年」と表示させるといった工夫も見られました。

さらに、境界値テストで入力すべきデータを考え、正しく条件分岐させていることを確認してください。 今回の課題では、西暦1988年が平成より前(昭和63年)、西暦1989年が平成元年(1年)となっていなければなりません。

一方、和暦に換算するところで悪戦苦闘する受講生もいましたが、私たちが普段何げなく西暦2006年から平成18年を換算するときに、頭の中でどのような計算をしているのかに気づく必要があります。

次回は、やや複雑な分岐処理を講義する予定です。 なお、10月10日(火)は月曜日の振替授業にあたるので、「情報処理論(応用)」の次回の授業は10月13日になります。


受講生の声

がんばります
どうぞがんばってください
多少難しくなってきた気がします。よろしくお願いします。
プログラミングの授業としては、これからが本番です。 気を引き締めて授業に臨んでください。
最近暑かったり寒かったりの差が激しいので、風邪を引きそうです・・・。
今日は暑めだったのですが、教室のエアコンは送風にしていました。 もし室内が暑かったり寒かったりしたときは気軽に申し出てください。