第6回情報科学技術フォーラムで研究成果を発表

2007年9月5日、中京大学豊田キャンパスで開催された第6回情報科学技術フォーラム(FIT2007)の一般講演セッション「数理モデル化と問題解決(2)」において、これまでの研究の成果を「研究室配属モデルのシミュレーション」の題目で発表しました。

本研究は、複数の学生を複数の研究室に、なるべく学生の希望を取り入れた上で定員に収まるように分けるという現実の問題を数理モデルとして定式化し、どの程度の希望が取り入れられるのかについて数学的に評価するとともに、コンピュータ・シミュレーションによって検証しました。 その結果、研究室の人気にバラツキがある場合に問題が複雑になることが明らかになりました。

また、学生不満度という指標を提案し、研究室配属モデルの善し悪しを評価する手掛かりとしました。

今後は、学生不満度による研究室配属モデルの最適化に発展させ、情報システムとして実装することを目指します。