2006年10月31日の記録(授業資料 PDF)
今回は、繰り返しの処理について講義し、例題としてコイン投げの統計データを取得するプログラムを作成しました。
同じ処理を何度も繰り返すのはコンピュータが得意とすることです。 コイン投げの実験を人の手で実行すると、非常に長い時間をかけないと十分なデータが取れません。 しかし、繰り返しの制御構造で100回でも10,000回でもコイン投げの模擬実験をすることができます。 これがまさに、コンピュータシミュレーションの真価です。
中心極限定理に触れたのは趣味の領域ですが、確率現象の統計を調べることは興味深いと思ってもらえたでしょうか?
次回からコンピュータグラフィックスの世界に入ります。
受講生の声
- おみくじプログラム難しかったです・・・ 確率とか・・・! ギブアップでした;; もっと勉強します!
- まだギブアップせずに勉強してください。 朝のテレビ番組で星座別の運勢をランキングにして放送しているものがありますが、乱数を使えば偏りなく運勢の良いときと悪いときが分散します。 人の手が入ると、どうしても偏りが生じてしまうものですが、実際にはどうやって決めているのでしょうか?
- 入院していたため、前回、2週間ぶりにやっと授業に出席できました。 でも、授業が思った以上に進んでいたのであせりました。 今日も頑張ってついていきたいと思います。
- 大変だとは思いますが、公開している教材を手がかりにして授業に追いついてください。 もちろん、分からないところがあったら、いつでも質問に応じます。
- 来週からのコンピュータグラフィックス、数学の知識が必要みたいなので不安です。 本当に数学が苦手なので大丈夫かなぁ… とりあえず今日の授業を頑張ります!
- コンピュータグラフィックス(CG)では、幾何学を中心に三角関数などの知識を使います。 次回の授業までに数学の復習をしておいてください。