いわゆるインディアンについて

「インディアン」というのは、15世紀の終わりから16世紀の始めにかけて、アメリカにたどりついたヨーロッパ人たち(クリストファー・コロンブスやアメリゴ・ベスプッチ)らが、アメリカをインドと勘違いし、そこに住む人を「インド人(=インディアン)」と呼んだことに由来します。間違いに由来する失礼な呼び名ですから、最近では「ネイティブ・アメリカン(=アメリカ原住民)」と呼ばれることが多いように思われますが、「小さな家」シリーズで「インディアン」と呼ばれていることから、勘違いが起きないように、このページでも「インディアン」と呼ぶことにします。



「インディアン」の迫害の歴史については、福音館書店の『大草原の小さな家』、403-6ページの「アメリカ・インディアンのこと」(清水知久さん)をごらんください。また、「小さな家」シリーズでのインディアンの扱いについては、服部奈美さんの著書『「大草原の小さな家」の旅』、『「大草原の小さな家」の自然』(共に晶文社)をごらんください。
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