法律学入門小テストNO8(社会規範としての法〔2〕)

 

 

1.「悪法も法か」という問いに関連する以下の記述のうち、誤っているものを1つ選べ。

 

@ 大多数の人々の道徳意識に反する悪法は、長く行われることはない。

A 一見したところ道徳に反すると思われる法であれば、すべて悪法といってよい。

B 悪法といえども法がないのにまさる、とする考え方もある。

C 理想を求めた法律が、悪法と評価されたこともある。

D 現行法では、自然法を持ち出さなくても、悪法の法としての効力を否定することができる場合がある。

 

2.法的安定性に関する以下の説明のうち、誤っているものを1つ選べ。

@ 法の目的の1つは、法秩序を安定させ、それにより社会の安全、人権の保障を確保することである。

A 法的安定性を確保するためには、法の内容が明確であることを要する。

B 法が一律に20歳で行為能力を認めるのも、法的安定性を目指しているからである。

C 誤った判決は、たとえ一旦確定しても、誤りはいつでも訂正できるとするのが、法的安定性のためには合理的である。

D 時効制度によって、一定の事実状態が時間の経過とともに法的状態とされるのも、法的安定性のためには合理的である。

 

3.正義に関する以下の記述うち、正しいものを一つ選べ

@ 古代ギリシア・ローマ時代以来、「各人に各人の分を」という簡潔な標語で一般に言い表されてきた正義は、その人に相応するものをその人に帰属させることと理解されていた。

A その人の当然の取り分をその人に与えるというのが「応報の正義」である。

B その人の行いに対して当然の報いを受けるというのが「分配の正義」である。

C プラトンの弟子である古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、正義を、「配分的正義」のみであると理解した。

D いわゆる「応報(平均)的正義」は、後の世(後世)の正義論に余り影響を与えなかった。

 

4.法の強制に関する以下の記述のうち、正しいものを1つ選べ。

 

@ 法的強制の名に値するものは刑罰しかない。

A 一定の義務を別の者に履行させ、その費用を債務者から取りたてるのも法的強制の一種である。

B 義務を履行しない者に、金銭の支払いを命じて義務の履行を迫るのは、法的強制ではない。

C 名誉毀損に対し、謝罪広告を強制することは、良心の自由に反し、法律上は許されない。

D 無効の制裁は、事実上は制裁となりえても、法律上の制裁とはならない。

 

5.権利の種類に関する以下の記述のうち、正しいものを1つ選べ。

@ 公権とは、国や公共団体など公的機関が国民に対して持つ権利のことをいい、国民が持つ権利はすべて私権である。

A 私権のうちの人格権は、人間の存在そのものと切り離すことができない権利をいい、いわゆる生存権もこれに含まれる。

B 民法上、物とは有体物に限られるので、財産権の客体も有体物に限られる。

C 物的権利と人的権利の区別は明確に行いうる。

D 特定の人だけではなく一般の人に対して主張できる権利を絶対権という。

 

 

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