☆ワンガリ・マータイWangari Maathai)☆

 

ワンガリ・マータイ
Wangari Maathai

 

 

1940年4月1日〜。ケニア出身の女性環境保護活動家。元ケニア副環境大臣。

 

東アフリカ初の女性博士にしてナイロビ大学初の女性教授。

 

04年には、環境保護活動だけでなく、アフリカ女性の権利向上にも貢献したことが評価され、環境活動家として、またアフリカの女性として初となるノーベル平和賞を受賞した。

 

そのほか、ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞(83年)、ウーマン・オブ・ザ・ワールド(89年)、ゴールドマン環境賞(91年)、国連アフリカ指導者賞(同)、ゴールデン・アーク賞(94年)、ペトラ・ケリー環境賞(04年)など多数の賞を受賞。

 

05年3月4日マータイさんは、女性の地位向上などについて討議している国連の「女性の地位委員会」閣僚級会合で演説し、日本語の「もったいない」を環境保護の合言葉として紹介し、会議の参加者とともに唱和した。

 

マータイさんが毎日新聞の招き05年2月に来日した際、「もったいない」という言葉を知って感銘を受け、世界に広めることを決意したのであるであるが、この日の演説では「『もったいない』は消費削減(リデュース)、再使用(リユース)、資源再利用(リサイクル)、修理(リペア)の4つの『R』を表している」と解説、「MOTTAINAI」と書かれたTシャツを手に「さあ、みんなで『もったいない』を言いましょう」と呼びかけ、会場を埋めた政府代表者や非政府組織(NGO)の参加者とともに唱和し、さらにマータイさんは「限りある資源を有効に使い、みなで公平に分担すべきだ。そうすれば、資源をめぐる争いである戦争は起きない」と主張した。

 

貴ノ花

 

愛知万博(“愛地球博”=「自然の叡智【えいち】」)をテーマにした21世紀初の国際博)開幕式(05年3月25日)のために再び来日したマータイさんに捧げて作られた楽曲が、御徒町 凧(おかちまち かいと)作詞・森山直太朗作曲のマザーアーサー(母なる地球/大地の女神)

 

マータイさんは、77年、ノーベル平和賞受賞の理由となった植林活動「グリーンベルト運動」を始めたが、現在、同地区を走る赤土の道路の両側は、10年前に植えた苗木が高さ約15メートルに成長し、緑の帯を作っている。植えた苗木を育てた女性たちは「育った木は私たちの誇り」と口をそろえる。

 

そのマータイさんらは、05年4月21日、ケニアの首都・ナイロビから北へ約200キロの生まれ故郷のニエリ地区で、地元の人々と植樹した。国土の1.7%しかない森林を10%にすることが目標であるが、マータイさんは、「ごみの削減、再使用、再利用の3Rが大切です。日本語ではこれを『もったいない』と言います」と、植樹後にマータイさんが紹介すると、人々も「もったいない」と声を合わせた

 

なお、マータイさんは「みどりの日」(4月29日)に合わせ、「日本で知った『もったいない』精神を世界的キャンペーンにしたい。過剰消費がはびこる富める国、そして環境破壊が一層の貧困を招く地域で…。私にとって『もったいない運動』は、植林を続けることを意味します。まきを探しに行かなくてもよくなるなど、女性の生活が改善しました。日本での運動の広がりに感動しています。日本の女性と協力し、資源の有効利用と環境保全を促進したい。『もったいない』は世界に受け入れられる概念です」とのメッセージを毎日新聞に寄せた(05年04月29日付『毎日新聞』)

 

 

私たち人類は自然の一部です。この惑星に住む多くの生物種の一です。

肉体は自然から生まれ、最後は自然に帰り、そして営々と命の営みを続けます。

毎朝、太陽とともに目覚め、踏みしめる大地に支えられ、花とともに栄えます。

蜂や蝶が花粉を運び、植物は果実と種を与えてくれます。

私たちが日差しを楽しむとき、木々の葉は、太陽のエネルギーを取り込み、穀物や根菜や樹木に蓄えます。

木々は私たちに、日陰やきれいな空気を与え、土壌を支え、鳥、ネズミやカメレオンなどの小動物、そして虫たちのすみかを与えます。

これらのすべては、自然を注意深く眺め、観察し、学び愛し護るからこそわかることです。

自然は。私たちのまわりに。私たちの中にも、前にも、横にも、下にもあり、私たちとともにあるのです。

予言者は、自然の中に逃れ、自然を見つめ、臭いを嗅ぎ、触れ、観察し、その叡知を学びました。

自然の叡知は、実に多くのことを教えてくれます。

それは永遠の命の書のように、見る目と、聞く耳を持つ者にしか明らかにされません。

どうぞ皆様も、ご一緒に自然の叡知を讃えようではありませんか。

 

愛知万博(“愛地球博”)=(「自然の叡智【英知;叡知;えいち =すぐれた知恵。深い知性 】」をテーマにした21世紀初の国際博)開幕式(05年3月25日)でのマータイさんの言葉。

 

 

==================================

 

トップページ

目次

人物のページ