国際社会学 レポートの形式
以下の@〜Hをまもってください。形式面だけで0点とすることもありえます。
「根拠をしっかりと示して、論理的に一貫した論証をしているかどうか」(着実さ)、そして、「他の誰でもない、あなただからこそ書ける内容であるかどうか」(独創性)、この2点によって評価します。同じ様な内容のレポートは、すべて0点とします。
@分量(注までを含めて) :無駄な改ページ(量かせぎ)はしないでください。
400字詰の原稿用紙で14〜16枚 (多少長いぶんはかまわない)
ワープロ使用の場合は、5,600〜6,400字 (多少長いぶんはかまわない)
Aタイトル :独創的なタイトルをつけてください。
「〜〜について」などというタイトルは、おもしろくないです。
B節立て :いくつかの節に分け、それぞれにタイトルをつけてください。たとえば、
はじめに : [料理の完成予想図を提示する]
何を明らかにするのか。何かの状態か?,何かの変化の様子か?,それとも、何かと何かの因果関係か?
第1節 〜〜 : [調理器具や調理方法、調味料を示す]
どんな方法や視角、キー・ワード(概念)を使うのか。他人が読んで理解できる程度に、それぞれに対して説明をすること。
したがって、自分なりに理解できていなければ使うことはできません。
第2節 〜〜 : [料理の材料を示す]
どんなデータや文献を使うのか。なぜそのデータや文献を選んだのか。
第3節 〜〜 : [材料を切り刻んだり、煮たり炒めたり、といった調理]
データや文献を、方法や視角で、分析する。
第4節 〜〜 : [最後の盛り付け]
分析結果を、総合的に考察する。
第5節 〜〜 : [完成した料理を自分で味見して評価する]
何をどこまで明らかにすることができたか。逆に、何がどこまで明らかにすることができなかったか。結論を出す。
注 :引用部分の引用元を示すところ。
参考文献 :引用した文献以外に参考にしたものがあれば、ここで提示する。
C引用
レポート全体の3分の1程度(25%〜40%)は、必ず、参考文献や資料からの直
接の引用とすること。これより少なすぎても、逆に多すぎても不可です。どこかの
部分を連続して大量に引用すると、「独創性のある論述」としては評価されにくく
なります。
直接引用以外の部分は、必ず「自分のことば」で書いてください。
D引用部分の明確化
レポートの文中で、文献や資料から引用した部分は、「○○○○・・・・○○○○」
という具合に、一重の括弧でくくってください。
E注番号の付記
「○○○○・・・・○○○○」(3) というように、引用部分が終了したところに、レポ
ートの先頭から順番に番号をいれてください。
F引用元の提示
最後の注のところに、引用元を示していく。著者名『書名』出版社名、出版年、ペ
ージ数(p.12 とか pp.12-13 とか)を明記してください。
新聞記事などであれば、何新聞の何年何月何日の何面かを明示する。
G引用元のコピー添付(証拠物件の提出)
引用元の該当するページを含んだ箇所を見開きで丸ごとコピーして、引用部分を
蛍光ペンでマークし(色つきボールペンなどで傍線を引いてもよい)、レポートの
最後に綴じて提出してください。これは、@の分量には含みません。
引用部分だけを切り取るのは不可です。
H参考文献の限定
研究書、研究論文を3点以上使用して、直接引用してください。そのうちの少な
くとも1点は、講義中や配布資料で紹介した文献を使用してください。
注や参考文献などがしっかりとまとまって提示されているものが研究書や研究論
文です。注や参考文献が提示されていないものは、随筆などです。
もちろん、3点以上の研究書、研究論文に加えて、随筆などをデータとして使用
することは、かまいません。