旧制高等学校建築 クリックすると写真が大きく表示されます


柏原尋常中学校本館
 兵庫県柏原町東奥50
 明治30年
 現在は柏原高等学校柏陵記念館


海軍兵学校
 通称「赤レンガ」と呼ばれる建物は、日清戦争の前年にあたる明治26年に海軍兵学校生徒館として、その生活と教育のため建築されました。設計は、東京築地にあった兵学校生徒館も手がけたイギリス人建築家によるものです。屋根は建築当初は日本瓦葺でしたが、明治38年の安芸灘地震後にスレート葺とされました。
 現在は、幹部候補生学校庁舎として利用されています。


旧制松山高等学校講堂(愛媛大学附属中学校講堂)
 愛媛県松山市持田町1−5−22
 大正11年建築
 国の登録有形文化財(平成15年)

 木造二階建の簡素ながらも美しいライトグリーンのこの建物は、文部省営繕による直轄学校の講堂建築です。文部技師の鳥海他郎の設計と推定されています。2階にギャラリーを設けるなど、設備面では定型的ですが、外見はドイツ下見により穏健なルネサンス風に仕上げ、トスカナ式オーダーの大きな車寄に特徴をもたせています。